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(2007年に実施した調査より抜粋) > 保護者のみなさんの意見・感想
保護者のみなさんの意見・感想
現在の行動
環境に良い行動
- プリント・コピー用紙・チラシ類は、子ども達につかってもらえるように使いやすく切って机の上におき、メモ・計算用紙・お絵かきなどに再利用している。
- ゴミの分別がはじめはとても大変でしたが、だんだん慣れてきました。
環境に悪い行動
- 紙についてはあまり意識していなかった。
- ウチは書道を習ってますが毎週大量に持ち帰ってくるのは全て廃品回収です。これは裏面はムリですよね。また後片づけで、失敗してゴミ箱に丸まっている紙を使い、すずりや筆をふきます。ほとんど真っ白で何も書いてないような紙もすててあるので、これは悲しいです。
子どもとの関わり
- 子供が二人いて、3年生、女の子と5歳、男の子です。上の子は自分で、当たり前のように身についているので、いちいちほめていません。下の子には、ほめたり、注意はそのつどしています。うちでは、もったいない事をすると「地球壊れちゃうよ」と言いあってます。
- 子供に絵の具やクレヨンを使わず、広告(チラシ)を使って、貼絵(ちぎり絵)にするといいと教えています。チラシには、いろんな色(マンションの広告には空の色、車の広告にはいろんな色があります。)があり、細かくちぎって貼り付けると面白いものや、絵の具やクレヨンでは表せない色ができますよ。
- 親は資源回収について家の中でもとりくんでいますが、子供たちはまだあまり関心がないようで、なかなかとり組みに時間がかかりそうです。
これからの心がけ
- これを機会に、学校からもらってくる紙など集めておくようにしました。
- 子供には分別が当たり前ということを教えていき、良いことだということも教えていきたいと思います。
ごみ・環境問題への認識
- 紙の再利用について、去年の夏は、家族で見学したこともあり、かんがえさせられましたが、その後、環境について遠のいていた自分に気づきました。紙を使っている会社は、森も作っていると言う位、自然が失われている現状を皆が知ることによって、また考え方が、かわるのでは・・・?と思います。
- 地球の温暖化現象には私たち大人や、うちの子どもも大変心配に思っています。ごみを減らし、紙やプラスチック他の再利用する物を分別して回収することも子ども達には小さい頃より身につけさせたいものです。
- わが家(両親+子ども3人)は一週間にプラスチック資源だけで45ℓ袋が2つも出る。キチンと分別しなくて、不燃ごみに出す人もいるだろうから、世の中全体ではかなりの資源がむだになっていると思う。将来が不安だ。
資源回収のシステムに関すること
- 使った紙は、紙のリサイクルで出せないと思っていましたので可燃ゴミとして捨ててました。
- 新聞と広告をわける町内といっしょでいい町内があり、まだまだ分別の「しかた」に問題あり・・・と思う所もあります!
- 紙だけでなく、プラスティックももう少し出しやすいように業者の方もリサイクルできる包装紙・梱包を考えてほしいと思う。
アンケートの感想
- ごみ問題/紙ごみについて真剣に考えたり、親子で話し合う機会ができました。
- このアンケートを通してもう一度紙への環境問題にふれることができました。
- 紙の定義/使った紙の概念が分からない。
(→2008年の追跡調査では、紙の定義をしました。)
- 一点残念なことが、このアンケートの用紙、要項についての説明の紙が、学校から配布される紙より上質紙だった事です。
(→2008年の追跡調査では、再生割合の高い用紙を使用しました。)
その他
- 個人情報に関する紙については、どうしても廃品回収のために取り置きしていない。(破って捨てる・可燃ゴミに出す・シュレッダーにかける)
- 紙のことだけでなくいろんな環境問題について話し合ったりするが、学校などで教えてもらうことのほうが心に残るようだ。
- 私が小4の時(28,29年前)ですが、母が広告のうらをとじてノートを作り学校に持って行き平気で使っていました。びんぼうだったわけではないのですが、物への大切さを教えてくれたように思います。今はなかなかそこまで子供にさせるには少々勇気がいりますが家では広告のうらは大活躍です。
- 使ってしまった紙を再利用することは全く考えていなかったので、正直とまどいました。紙の両面を使うことは大事ですがその紙を再利用することには抵抗があります。
- 昔、私が4年生の時の担任の先生が1時間の自由勉強の宿題を出すのですが、必ず新聞広告の白い部分を使い、ノートは使わないよう言われたのをこのアンケートをやって思い出しました。環境のために自分ができることのひとつに使える紙は大切に使うことを改めて気づかしていただきました。ありがとうございました。